3.2 硬さと強さ

3.2 硬さと強さ

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炭素鋼や合金鋼のような機械構造用鋼の場合は、材料の硬さと引張強さとの間にはある程度までは比例関係が成立するために、硬いものほど引張強さも高い傾向があります。
少しの程度なら、合金成分が多少違いがあっても、焼入れ・焼き戻しを行った後の硬さが同じであれば引張強さもほぼ同じ強さになります。従って例えば鉄鋼材料であれば、硬さもしくは引張強さの片方が分かれば、もう片方もおおよその値は計算で推定できます。

例えば、

引張強さ(σB)(kgf/mm2)=1/3×HB=2.1×HS=3.2×HRC

但し、HB;ブリネル硬さ、HS;ショア硬さ、HRC;ロックウェルC硬さ

但し、硬さがある程度以上(おおよそHB500位)になると、もろさの性質が目立ってくるので引張強さと硬さとは比例関係がなくなり、逆に弱くなってきます。

HB vs sigmaB_