化学機械入門

化学機械入門(Introduction to chemical machinery)

 

機械設計屋がトライする化学工学のお勉強

 

前書き

管理者は、機械工学科を卒業して、ターボポンプを製作している小規模のメーカに勤務し始めました。修士では流体工学専攻でしたが、流体機械の勉強は学部のときの流体機械の講義だけでした。これも、体系的な内容とは言えず、全然面白くなくて内容を覚えていない状態でした。
OJTに近い状態で、仕事を進めました。流体工学的な技術的内容については、先輩・上司に尋ねても今一つ明確でないところがあり、結局自分で勉強しながら納得するしかありませんでした。
この会社は、石油精製向けやケミカル向けのプラントに使用するポンプを製作していたので、自然石油製品や、化学品などに物質について調べることが増え、化学工学的な考え方に興味を持つようになりました。

仕事はとても面白かったのですが、ものづくりに対する考え方や会社の成長の仕方についてだんだん考え方の違いが明らかになり、ついには退職することになりました。
本当は、同じような化学に絡んだ仕事ができないかと考えてのですが、ライバルとなる会社には行けないので、やはり流体機器ですがあまりプラント業界には縁のない油圧機器メーカに転職しました。

定年まで、転職先の本業である油圧機器の仕事よりは、環境関係の仕事の方が多く、非常にわずかですが化学の匂いを嗅ぎながら会社生活を続けました。

一昨年、このメーカでの再雇用も終わり、出社の頻度も減りました。家にいるのも退屈になり、何か新しいことにチャレンジしたいと思うようになり、人材派遣会社に登録しました。
まあ、基幹職の経験者でもないし、環境をしていたといっても、事業所の中の小規模の一部門での実務担当者に過ぎなかったので、登録だけで終わるかなと思っていました。ネットで登録した後の面接は、化学の話とは関係なしに新鮮な経験で面白かったです。

あまり期待もしていませんでしたが、ひょんなことから化学製品の製造会社から声がかかり、お試しで3か月契約して頂くことになりました。
仕事の内容は守秘義務があり、一切言えません(言えるほど理解していないのもあります)が、化学工学でも上流の話で管理人の経験から、その時点では最も遠い分野であることがわかりました。

ただ、一方で化学工学は、確かに化学反応という熱収支を伴った反応現象は難しいですが、そこを理解すれば、管理人が経験した、流体工学、材料力学、材料工学(溶接を含む)の知識で化学機械のある狭い分野は理解できるし、作用するファクターについて理解すれば概念設計のレベルであれば、先達(実務的な教科書)に教えてもらいながら、設計できるのではと思うようになりました。

御声をかけて頂いた会社との契約は終了しているので、今後化学工学の分野で仕事をする機会は無いかもしれませんが、化学工学に興味を持ったので、理解できる範囲でグタグタとまとめてみようと思います。
興味がいつまで続くかわからないのと、管理人の専門分野からはかなり遠い分野なので、どこまで記述できるか、はなはだ自分でも疑問ですし、化学工学を専門としている皆様から見ればクソ生意気な野郎と思われると思いますが、老人のたわ言をまずは始めようと思います。

 

目次

A. 単位操作
1.流動と輸送現象
2.伝熱・熱交換器

 2.1 伝熱
  1.伝熱機構の基本   New:2020/8/15
  2.熱伝導    New:2020/8/16
  3.熱ふく射
  4.熱対流
  5.熱伝達
 2.2 熱交換器

3.蒸発
4.蒸留
5.吸収
6.抽出
7.空気調節・乾燥
8.固・液分離
9.集塵
10.撹拌および混合

 

B. 反応工学
1.反応速度
2.反応器の基礎式
3.固定層型反応器
4.移動層型反応器
5.流動層型反応器
6.撹拌層型反応器
7.気泡塔型反応器
8.管型反応器
9.塔型反応器
10.特殊型反応器

 

C.化学装置の設計
1.化学装置の分類
2.化学装置の形式選定
3.化学装置設計

 

D.プロセス制御

 

E.化学工学の基礎
気体の状態方程式

 

 
 
Z. 物性データ

 

 

 

 

ORG:2020/8/3