10.混合・撹拌
10.混合・撹拌(mixing / stirring)
混合とは、お互いに溶解し合う2種類状の流体を混ぜ合わせることで、これを行う操作を混合操作といいます。
混合完了の条件は、混合物から採取したサンプルが、どの位置でも一様であることです。化学反応を伴う場合は、分子サイズまで一様であることが条件です。
2流体がお互いに溶解しない場合の混合操作は分散操作と呼ばれています。分散操作では、一方の流体を連続相流体、他方の流体を分散相流体として混ぜ合わせることになります。例えば、液体に溶解しない流体が液体か気体かにより、それぞれ液滴あるいは気泡として液体中に分散させることが混合操作となります。液体中に固体粒子を分散させる操作も混合操作になります。
さらに、2種類以上の粉体粒子を均一に混ぜ合わせる操作も混合操作に含める場合もあります。
混合・撹拌装置は、次の3種類に分類されます。
(1)撹拌翼による混合装置
(2)撹拌翼を用いない混合装置
(3)静止形混合装置
これらの装置をどう選択するかについては、混合・撹拌の主目的、混合対象となる流体の性質、混合量、混合操作の許容時間、装置への投資金額など、多くの考慮すべき条件があります。
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引用文献
機械工学便覧 6th ed ɤ1-02章 日本機械学会
ORG:2021/05/23