体重の60%は水、生命維持を担う。

体重の60%は水、生命維持を担う。

人間の体重のおおよそ60%は水です。人体にある液体成分を体液といいます。体液の約3分の2は、細胞の中に含まれます。これを細胞内液といいます。残りの3分の1は細胞外液として、血管を流れたり細胞と細胞の間を満たしています。

そもそも、生物は海の中で誕生し、やがて陸上に上がって進化を遂げました。このため、体内に水が多く含まれているのは、あながち不思議ではありません。
体液には、酸素や、二酸化炭素、糖、脂質、たんぱく質などの栄養素、電解質、ホルモン、酵素、微量金属などの、生命活動に欠かせない物質が溶けこんでいます。

体液は、細胞の内側と外側とを行き来しています。この他、体温や血圧の維持にも役割を持っています。また、代謝によってできた老廃物を外に運び出す役目もあります。

体中に細かく張り巡らされた水路を使って体に役立つ荷物を運ぶことで生命が維持されています。

 

[参考]
体の水分の内、10%が失われると重大な障害をもたらします。また20%が失われると死に至ります。

 

日本経済新聞  2015/6/28

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