2.10 音の強さ

2.10 音の強さ

 

音の強さ/弱さは、2.8項で示した音圧の他に音の強さであらわすことができます。

ある点の音の強さは、その点で音の進行方向に、垂直の1m2の平面部を、1秒間に通過する音のエネルギーの大きさで定義されます。音響インテンシティともいいます。単位はW/m2です。

基準値は、聴力の正常な人が耳に最も敏感な周波数(数千Hz)で、聞きうる最も弱い音(最小可聴音)は、I0=10-12W/m2で、これを基準値としています。

一方、強いほうの限界は、おおよそ10 W/m2程度です。