4.5 引張応力とひずみ

4.5 引張応力とひずみ

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図4.5.1(a)に示すように、物体に大きさが等しくて向きが反対の引張り力P(引張荷重)が作用するとき、物体の任意の断面に発生する応力は、図4.5.1(b)にしめす引張応力になります。引張荷重によって物体の断面積は減少し、長さは増加します。物体の元の長さと長さの増加との比は、引張ひずみになります。

図2.5.1_引張応力とひずみ

ここで、
P=物体に作用する軸引張り力
A=物体の初期状態での断面積
l=引張り力を与える前の長さ
δl=伸び量

従って、
引張応力 σt=P/A

引張ひずみ  εt=δl/l

になります。