4.6 圧縮応力とひずみ

4.6 圧縮応力とひずみ(Compressive Stress and Strain)

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図4.6.1(a)のように、物体に2つの等しい大きさで反対方向の軸方向の押出力P(圧縮荷重ともいいます)が作用すると、図4.6(b)に示すように物体の任意の断面に応力が生じます。この応力を圧縮応力といいます。

 

圧縮荷重を受けると、物体の断面積は増加し、長さは減少します。元の長さに対して減少した長さとの比率は、圧縮ひずみになります。

図4.6 圧縮応力とひずみ

圧縮応力および、圧縮ひずみは以下のように定義されます。

圧縮応力  \(\Large\sigma_c = \frac{P}{A}\)

圧縮ひずみ \(\Large\varepsilon_c = \frac{\delta_l}{l}\)

ここで、

P:物体に作用する軸方向の圧縮力
A:物体の断面積
l :物体の元の長さ
δl:長さの減少量

 

 

参考文献
A Textbook of Machine Design  R.S. Khurmi et al.   EURASIA PUBLISHING HOUSE (PVT.) LTD. 2005
絵ときでわかる 機械設計   池田茂 et al.  オーム社

 

引用図表
図4.6.1 圧縮応力とひずみ   A Textbook of Machine Design

ORG:2019/11/28