日本のものづくり

2.9 鋳造品の寸法精度

スポンサードリンク

2.9 鋳造品の寸法精度

通常の鋳造品は、凝固収縮による誤差や、凝固後の反りやたわみ、鋳型による肌荒れなどが生じるため、あまり高い寸法精度を期待することはできません。
JIS規格では、表2.9.1、表2.9.2に、材質や形状、寸法に応じた寸法許容差が認められています。鋳造品に、必要以上の寸法精度を求めることは、歩留り低下や製造コストの増加を招きますので、好ましくありません。

 


参考文献

機械工学便覧 第6版 β03-02章

引用図表
表2.9.1  ねずみ鋳鉄品および球状黒鉛鋳鉄品の寸法許容差(JIS B0407:1978) 機械工学便覧 第6版 β03-02章
表2.9.2  鋳鋼品の寸法許容差(JIS B 0412:1978)       機械工学便覧 第6版 β03-02章

 

2016/11/3
本稿(初稿)は、筆者の興味と復習を兼ねているため、参考文献からの引用が主たるものになっています。第2稿ではより内容を絞り、かつより広範囲なデータに基づく記述を企図しております。

モバイルバージョンを終了