エンジニアリングプラスチックの基礎知識

エンジニアリングプラスチックの基礎知識
 (Basic knowledge of engineering plastics)

 

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Contents

1. エンジニアリングプラスチック概論:基礎から種類、用途まで

 

1.1 プラスチックとは何か  New:2025/05/07

   ・ プラスチックの原料(石油、ナフサ、モノマー)と製造プロセス(重合、ポリマー)
   ・ 熱硬化性プラスチックと熱可塑性プラスチックの違い
   ・ プラスチックの基本的な性質(透明性、成形性など)

1.2 エンジニアリングプラスチック(エンプラ)の定義

   ・ 汎用プラスチックとの違いとエンプラの特性
   ・ 汎用エンプラとスーパーエンプラの分類

1.3 エンジニアリングプラスチックの主要な種類と特徴

   ・ 汎用エンプラ(PC, PA, POM, PBTなど)の概要
   ・ スーパーエンプラ(FR, PPS, PEEK, LCP, PARなど)の概要

1.4 エンジニアリングプラスチックの幅広い用途例

   ・電気・電子機器部品
   ・ 自動車・車両部品
   ・ 精密機械部品
   ・ 医療機器部品
   ・ 建築材料、日用品、スポーツ・レジャー用品など

 

2. 主要エンジニアリングプラスチック詳解:特徴と用途、選定のポイント

2.1 ポリカーボネート(PC):透明性と衝撃強度に優れる

   ・ PCの基本的な特徴(耐熱性、寸法特性、自己消火性など)
   ・ PCの用途例(OA機器ハウジング、光学メディア、医療機器など)

2.2 ポリアミド(PA/ナイロン):機械的強度と耐摩耗性

   ・ PAの種類と構造(PA6, PA66, PA9Tなど)
   ・ PAの特徴と用途例(摺動部品、自動車部品など)

2.3 スーパーエンジニアリングプラスチックの各論

   ・ フッ素樹脂(FR):耐薬品性、耐熱性、摺動性
   ・ ポリフェニレンスルフィド(PPS):耐熱性、耐薬品性、電気特性
   ・ ポリエーテルエーテルケトン(PEEK):高耐熱性、機械強度、耐薬品性
   ・ 液晶ポリマー(LCP):高流動性、寸法安定性、耐熱性
   ・ ポリアリレート(PAR):透明性、耐熱性、耐候性
   ・ その他のスーパーエンプラ(PSU, PES, PEI, PAI, TPIなど)

2.4 その他の主要な汎用エンプラ(POM, PBTなど)

   ・ 各材料の基本的な特徴と用途例

2.5 材料選定の基本的な流れと考慮ポイント

 

3. プラスチックの主要成形加工法:原理、装置、製品例

3.1 射出成形:最も一般的な加工法

   ・ 射出成形の原理とプロセス
   ・ 射出成形機の構成と機能
   ・ 射出成形による製品例と注意点

3.2 その他の主要な成形加工法

   ・ 押出成形、ブロー成形、圧縮成形などの概要
   ・ ディップ成形など特殊な成形法

3.3 成形加工条件が製品品質に与える影響

3.4 成形加工における課題と対策

 

4. プラスチック材料の設計と複合化技術

4.1 求められる機能・特性に基づいた材料設計

   ・ 強度、耐熱性、耐薬品性、摺動性などの要求特性
   ・ コストと性能のバランス

4.2 複合化技術による材料の高機能化
   ・ ガラス繊維、炭素繊維などによる強化
   ・ フィラー添加による物性改善

4.3 ポリマーアロイ(ブレンド)による新材料の開発

   ・ 複数のポリマーを混合する目的と効果
   ・ 主要なポリマーアロイの例

4.4 機能性プラスチックの開発と応用

   ・ 磁性、導電性、発泡性、抗菌性などの付与技術

4.5 新規エンジニアリングプラスチック開発の動向

   ・ シンジオタクチックポリスチレン(SPS)などの事例

 

5. プラスチック製品の設計品質:寸法精度、成形不良、アニール処理

5.1 機械設計者が知っておくべきプラスチック製品の品質特性

5.2 プラスチックの寸法精度と影響要因

   ・ 温度変化による熱膨張の影響
   ・ 金型寸法と成形条件の影響
   ・ 設計における寸法公差の考え方

5.3 主要な成形不良とその発生メカニズム

   ・ ヒケ、ソリ、ウェルドライン、ボイドなどの不良事例
   ・ 成形条件や金型構造との関係

5.4 成形不良の対策と品質改善

5.5 アニール処理による寸法精度向上と残留応力対策

   ・ アニール処理の目的と方法

5.6 プラスチック製品の機械的特性評価

   ・ 硬さ(ロックウェル、ショア)
   ・ 引張強さ、曲げ強さ、衝撃強さ(アイゾット、シャルピー)
   ・ スクラッチ特性とその評価方法(JIS K 7316準拠)

5.7 熱的特性、電気的特性、耐薬品性、耐候性などの評価

 

6. プラスチックの二次加工と表面処理

6.1 成形後のプラスチック製品への二次加工

   ・ 切削、穴あけ、研磨などの加工方法
   ・ 接着、溶着、ネジ締めなどの接合技術

6.2 プラスチック製品の表面処理技術
   ・ 塗装、印刷、めっきなどの加飾技術
   ・ コーティングによる機能性付与(硬度向上、撥水性など)

6.3 表面処理が材料特性や設計に与える影響

6.4 特定の機能付与のための二次加工・表面処理の事例

   ・ 磁性粉混合と磁場中成形
   ・ 発泡による防音材への応用

 

7. プラスチックと環境問題:廃棄、リサイクル、有害物質

7.1 プラスチック廃棄物の現状と課題

7.2 プラスチックのリサイクル技術

   ・ マテリアルリサイクル:再び材料として利用
   ・ フィードストックリサイクル(ケミカルリサイクル):化学原料へ分解
   ・ サーマルリサイクル:熱エネルギーとして利用

7.3 プラスチック製品に含まれる有害化学物質

   ・ ダイオキシン類、臭素系難燃剤、POPs、環境ホルモン
   ・ ビスフェノールA、フタル酸エステル類などの問題
   ・ 特定の用途(医療、食品容器、おもちゃなど)におけるリスク

7.4 関連する規制と法規

   ・ 有害物質の使用制限、リサイクル義務など

7.5 環境負荷低減への取り組み

   ・ ハロゲンフリー材料、代替材料の開発・利用
   ・ バイオマスプラスチック、生分解性プラスチック

7.6 製品設計における環境配慮のポイント

 

 

ORG:2025/05/06