エンジニアリングプラスチックの基礎知識

エンジニアリングプラスチックの基礎知識
(Basic knowledge of engineering plastics)
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Contents
- 1. エンジニアリングプラスチック概論:基礎から種類、用途まで
- 2. 主要エンジニアリングプラスチック詳解:特徴と用途、選定のポイント
- 3. プラスチックの主要成形加工法:原理、装置、製品例
- 4. プラスチック材料の設計と複合化技術
- 5. プラスチック製品の設計品質:寸法精度、成形不良、アニール処理
- 6. プラスチックの二次加工と表面処理
- 7. プラスチックと環境問題:廃棄、リサイクル、有害物質
- 7.1 プラスチック廃棄物の現状と課題
- 7.2 プラスチックのリサイクル技術
- ・ マテリアルリサイクル:再び材料として利用 ・ フィードストックリサイクル(ケミカルリサイクル):化学原料へ分解 ・ サーマルリサイクル:熱エネルギーとして利用
- 7.3 プラスチック製品に含まれる有害化学物質
- ・ ダイオキシン類、臭素系難燃剤、POPs、環境ホルモン ・ ビスフェノールA、フタル酸エステル類などの問題 ・ 特定の用途(医療、食品容器、おもちゃなど)におけるリスク
- 7.4 関連する規制と法規
- ・ 有害物質の使用制限、リサイクル義務など
- 7.5 環境負荷低減への取り組み
- ・ ハロゲンフリー材料、代替材料の開発・利用 ・ バイオマスプラスチック、生分解性プラスチック
- 7.6 製品設計における環境配慮のポイント
- ORG:2025/05/06
1. エンジニアリングプラスチック概論:基礎から種類、用途まで
1.1 プラスチックとは何か New:2025/05/07
・ プラスチックの原料(石油、ナフサ、モノマー)と製造プロセス(重合、ポリマー)
・ 熱硬化性プラスチックと熱可塑性プラスチックの違い
・ プラスチックの基本的な性質(透明性、成形性など)
1.2 エンジニアリングプラスチック(エンプラ)の定義
・ 汎用プラスチックとの違いとエンプラの特性
・ 汎用エンプラとスーパーエンプラの分類
1.3 エンジニアリングプラスチックの主要な種類と特徴
・ 汎用エンプラ(PC, PA, POM, PBTなど)の概要
・ スーパーエンプラ(FR, PPS, PEEK, LCP, PARなど)の概要
1.4 エンジニアリングプラスチックの幅広い用途例
・電気・電子機器部品
・ 自動車・車両部品
・ 精密機械部品
・ 医療機器部品
・ 建築材料、日用品、スポーツ・レジャー用品など
2. 主要エンジニアリングプラスチック詳解:特徴と用途、選定のポイント
2.1 ポリカーボネート(PC):透明性と衝撃強度に優れる
・ PCの基本的な特徴(耐熱性、寸法特性、自己消火性など)
・ PCの用途例(OA機器ハウジング、光学メディア、医療機器など)
2.2 ポリアミド(PA/ナイロン):機械的強度と耐摩耗性
・ PAの種類と構造(PA6, PA66, PA9Tなど)
・ PAの特徴と用途例(摺動部品、自動車部品など)
2.3 スーパーエンジニアリングプラスチックの各論
・ フッ素樹脂(FR):耐薬品性、耐熱性、摺動性
・ ポリフェニレンスルフィド(PPS):耐熱性、耐薬品性、電気特性
・ ポリエーテルエーテルケトン(PEEK):高耐熱性、機械強度、耐薬品性
・ 液晶ポリマー(LCP):高流動性、寸法安定性、耐熱性
・ ポリアリレート(PAR):透明性、耐熱性、耐候性
・ その他のスーパーエンプラ(PSU, PES, PEI, PAI, TPIなど)
2.4 その他の主要な汎用エンプラ(POM, PBTなど)
・ 各材料の基本的な特徴と用途例
2.5 材料選定の基本的な流れと考慮ポイント
3. プラスチックの主要成形加工法:原理、装置、製品例
3.1 射出成形:最も一般的な加工法
・ 射出成形の原理とプロセス
・ 射出成形機の構成と機能
・ 射出成形による製品例と注意点
3.2 その他の主要な成形加工法
・ 押出成形、ブロー成形、圧縮成形などの概要
・ ディップ成形など特殊な成形法
3.3 成形加工条件が製品品質に与える影響
3.4 成形加工における課題と対策
4. プラスチック材料の設計と複合化技術
4.1 求められる機能・特性に基づいた材料設計
・ 強度、耐熱性、耐薬品性、摺動性などの要求特性
・ コストと性能のバランス
4.2 複合化技術による材料の高機能化
・ ガラス繊維、炭素繊維などによる強化
・ フィラー添加による物性改善
4.3 ポリマーアロイ(ブレンド)による新材料の開発
・ 複数のポリマーを混合する目的と効果
・ 主要なポリマーアロイの例
4.4 機能性プラスチックの開発と応用
・ 磁性、導電性、発泡性、抗菌性などの付与技術
4.5 新規エンジニアリングプラスチック開発の動向
・ シンジオタクチックポリスチレン(SPS)などの事例
5. プラスチック製品の設計品質:寸法精度、成形不良、アニール処理
5.1 機械設計者が知っておくべきプラスチック製品の品質特性
5.2 プラスチックの寸法精度と影響要因
・ 温度変化による熱膨張の影響
・ 金型寸法と成形条件の影響
・ 設計における寸法公差の考え方
5.3 主要な成形不良とその発生メカニズム
・ ヒケ、ソリ、ウェルドライン、ボイドなどの不良事例
・ 成形条件や金型構造との関係
5.4 成形不良の対策と品質改善
5.5 アニール処理による寸法精度向上と残留応力対策
・ アニール処理の目的と方法
5.6 プラスチック製品の機械的特性評価
・ 硬さ(ロックウェル、ショア)
・ 引張強さ、曲げ強さ、衝撃強さ(アイゾット、シャルピー)
・ スクラッチ特性とその評価方法(JIS K 7316準拠)
5.7 熱的特性、電気的特性、耐薬品性、耐候性などの評価
6. プラスチックの二次加工と表面処理
6.1 成形後のプラスチック製品への二次加工
・ 切削、穴あけ、研磨などの加工方法
・ 接着、溶着、ネジ締めなどの接合技術
6.2 プラスチック製品の表面処理技術
・ 塗装、印刷、めっきなどの加飾技術
・ コーティングによる機能性付与(硬度向上、撥水性など)
6.3 表面処理が材料特性や設計に与える影響
6.4 特定の機能付与のための二次加工・表面処理の事例
・ 磁性粉混合と磁場中成形
・ 発泡による防音材への応用
7. プラスチックと環境問題:廃棄、リサイクル、有害物質
7.1 プラスチック廃棄物の現状と課題
7.2 プラスチックのリサイクル技術
・ マテリアルリサイクル:再び材料として利用
・ フィードストックリサイクル(ケミカルリサイクル):化学原料へ分解
・ サーマルリサイクル:熱エネルギーとして利用
7.3 プラスチック製品に含まれる有害化学物質
・ ダイオキシン類、臭素系難燃剤、POPs、環境ホルモン
・ ビスフェノールA、フタル酸エステル類などの問題
・ 特定の用途(医療、食品容器、おもちゃなど)におけるリスク
7.4 関連する規制と法規
・ 有害物質の使用制限、リサイクル義務など
7.5 環境負荷低減への取り組み
・ ハロゲンフリー材料、代替材料の開発・利用
・ バイオマスプラスチック、生分解性プラスチック
7.6 製品設計における環境配慮のポイント