10.6 ガス溶接(Gas welding)
10.6 ガス溶接(Gas welding)
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ガス溶接とは、燃料ガスと酸素との混合気体の燃焼熱を利用して、溶接する方法です。金属の溶接には、酸素-アセチレンの混合ガスが広く利用されています。この場合、酸素とアセチレンとをほぼ同体積を混合したガスの燃焼により発生する中性炎により溶接を行います。火炎温度は、おおよそ3 000℃に達します。
ガス溶接は、アーク溶接と比較して溶接速度が遅く、ひずみも大きく、溶接継手の性質も劣ります。そのため、ガス溶接の適用範囲は、次第に狭くなってきています。
一方、ガス切断はますます重要性が増しています。また、ガス炎を利用するろう付けもエアコンなどの銅合金の接続に対して、重要性を失っていません。