(4)やすり硬さ

(4)やすり硬さ(file hardness)

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1.やすり硬さとは

やすり硬さは、モース硬さと同じ原理で、で引っかき硬さの一種です。

その考え方は、やすりが滑る材料はやすりより硬い。やすりで傷がつく材料は、やすりより軟らかいとの観察結果によります。

鋼材の焼きのはいり具合を試すことができます。

大型の工作物や屋外設置構造物など硬さ試験機にかけられない場合に、ポータブル硬さ計よりもお手軽な価格で入手でき、簡単に使用できます。 また、切削加工前の被削材の硬さをチェックしたり、熱処理後の硬さをチェックする場合にも便利です。

品質管理上使用するのであれば、硬さ基準片の専門メーカである、「山本科学工具研究社」が販売している、「ハードネスター」がお勧めです。HRC=20~67 の広い範囲で測定が可能です。また、HV用も販売されています。

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もっと簡易的で、現場で手軽に使いたいのであれば、「ツボサン 硬度チェック」が便利です。HRC40~65までHRC5きざみの6本セットです。ツボサン 硬度チェック:下にアマゾンのリンクがあります)。

 

2.やすり硬さの使い方

使い方は、試料は表面の錆はあらかじめ除去した状態で、やすりを試料に軽く押し当てて試料表面を軽くこすります。やすりが滑って試料に傷がつかない場合はそのヤスリの硬さ以上あることになります。
やすりが引っ掛かった感じがするまで、1つずつヤスリの硬さを上げてチェックしていきます。

試料の表面粗さは12S程度が望ましいそうです。

 

 

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参考文献 
山本科学工具研究社  「Hardnester による硬さ測定と正しい使い方」

 

 

 

MOD;2021/08/24
ORG:2015/2/15