(1)ヌープ硬さ
(1)ヌープ硬さ(Knoop hardness)
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ヌープ硬さは、ビッカース硬さ試験機を使用します。ビッカース用の圧子の代わりに、横断面がひし形のダイアモンド四角錘(ヌープ圧子;対稜角が172°30′と130°)に試験力F (N)を負荷して試料に押し込んだ後にできるくぼみの長い方の対角線長さd (mm)からくぼみの投影面積A (mm2)を求めて、試験力を割った値になります。
記号はHKであらわされます。
ヌープ硬さは、ビッカース硬さと比較して圧痕の深さは1/2になりますので、セラミックなどの脆性材料の測定に適しています。またコーティングなどの微少な表面領域の硬さ測定に適しています。