11.2 ねじによる結合の長所と短所

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11.2 ねじによる結合の長所と短所

ねじによる結合の長所と短所の主なものは次の通りです。
長所
1. ねじ結合は使用中の信頼性が非常に高いです。
2. ねじ結合は、組立・分解が可能です。
3. 締付け工具が比較的容易に入手できます。
4. 締付け作業が静力学的に行われます。
5. 締付け作業の際に、結合部が高温度になることがありません。
6. 狭い空間での結合が可能です。
7. 取付け位置を微調整しながら結合することができます。
8. ねじ結合は、機械的強度が大きい結合ができます。
9. 製品の外板などの薄板や、エンジンのシリンダヘッドのような厚みの厚い要素まで、色々な使用条件でねじ継手が広く使用されます。
10. ねじは標準化と非常に効率的な製造方法によって、比較的安く製作できます。

短所
1. ねじ結合を行うためには、ボルト穴やめねじタップをあける、準備作業が必要です。
2. ねじ結合が多くなると、締付け作業に多くの労働力を必要とします。
3. 極端に薄い板同士の結合には適しません。
4. ねじ結合は、ねじ部品の数が多くなりがちで結合体の質量が大きくなりがちです。