22.5 エネルギー変動係数(Coefficient of Fluctuation of Energy)

22.5 エネルギー変動係数(Coefficient of Fluctuation of Energy)

 

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エネルギー変動係数は、1サイクル当たりの仕事に対するエネルギーの最大変動の比率として定義されます。通常はCEであらわされます。
数学的なエネルギー変動係数の定義は、

1サイクル当たりの仕事量は次に示す関係により得られます。

 

1.

  ここで、Tmean = 平均トルク

       θ = 1回転当たりの回転角度(rad)
         = 2π,蒸気機関、2サイクルエンジンの場合
         = 4π,4サイクルエンジンの場合

 平均トルク(Tmean)は、次の関係式から得られます。

        

        P=伝達動力(W)
        N=回転数(min-1)
        ω=角速度(rad)=2πN/60

2.1サイクルあたりの仕事量は、次の関係を用いて得ることもできます。

           

   (仕事量)/(1サイクル) = (Px60)/n

   ここで、  n=1分あたりの作業ストロークの回数
           =N,蒸気機関や2サイクルエンジンの場合
           =N/2,4サイクルエンジンの場合

表22.5.1に、蒸気機関と内燃機関についてのエネルギー変動係数の値を示します。

[表22.5.1] 蒸気機関と内燃機関についてのエネルギー変動係数