3.6 鍛造設計

3.6 鍛造設計(Forging Design)

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鍛造品の設計では、以下の点に注意する必要があります。

1.鍛造部品は、鍛造により材料の流線が切断されないように設計する必要があります。

2.ドロップハンマやプレス鍛造などのバリ・フラッシュを発生しやすい鍛造の場合、同じ部品を等分に2個に分割できるようにパーティングラインを持つように設計するのが望ましいです。

3.鍛造部品の分割線は、可能な限り一つの平面に配置する必要があります。

4.金型からの鍛造品の取り外しを容易にするために、表面に十分な抜き勾配を付ける必要があります。

5.応力集中を避けて鍛造を容易にするために、鋭角は付けないようにしてください。

6.型の摩耗を極力減らすため、鍛造品のポケットとくぼみは最小限にする必要があります。

7.リブは、薄くて高い形状の設計は避けなければなりません。

8.金属の流れを容易にするため、極端な薄肉部分は避けるようにしてください。

 

 

 

参考文献
A Textbook of Machine Design  R.S. Khurmi et al.   EURASIA PUBLISHING HOUSE (PVT.) LTD. 2005

 

ORG:2019/11/27